サッカーが上達しないと感じているのか、練習から帰ってきた息子の顔がなんとなく曇っている。「今日も吹っ飛ばされた」「走り負けた」。そんな言葉を聞くたびに、親としてどうしてあげればいいのか、もどかしい気持ちになりますよね。
週に何回も練習に行って、自主練もさぼっていない。なのに試合では当たり負けして、うまくいかない。コーチに「体幹を鍛えろ」と言われてプランクをやらせてみたけれど、続かないし変わった気もしない。
この記事は、そういう「正攻法でやってみたのに変わらない」と感じているお父さんお母さんに向けて書きました。体の使い方という話をしてみます。
「また当たり負けしてた」練習帰りに感じる、親のあのもどかしさ

試合のビデオを見ながら、「なんでここで踏ん張れないんだろう」と思ったことがある方もいるかもしれません。
相手の子と体格はそれほど変わらないのに、接触したとたんにぐらっと崩れてしまう。ボールを持ってもすぐはじき飛ばされる。見ていると、なんとも歯がゆい。
こういう場面でよく言われるのが「もっと体を大きくしろ」「筋力が足りない」という話です。でも、体を大きくするのは時間がかかりますし、小学生に追い込んだ筋トレをさせるのも気が引けます。「うちの子は体が細いから仕方ない」と半分あきらめかけていたとしたら、少し待ってほしいのです。
当たりに負けやすい子の多くに共通しているのは、体の大きさよりも「力の伝わり方」の問題だという見方があります。接触のたびに崩れてしまうのは、体格ではなく、体の使い方が関係していることが多いようです。
もちろん子どもそれぞれに違いはありますが、「体の使い方を変えたら当たりに強くなった」という事例は、実際にあります。
技術や根性の話じゃなかった、かもしれない
練習量を増やす。コーチの言うことをよく聞く。気持ちを強く持つ。これらはどれも大切なことです。でも、それだけで変わらなかったとき、見落とされがちなのが「体の土台」という話です。
力んでいると、なぜ崩れやすいのか
たとえば、力んでしっかり踏ん張ろうとするとき。実は体を固めてしまうことで、かえって崩れやすくなることがあります。棒のように力を入れた状態は、一見強そうに見えても、少し押されるとそのままバランスを崩します。
重心が高い位置にある状態も同じで、接触があったときに土台がぐらっと揺れやすくなります。
当たりに強い子に共通していること
一方、当たりに強い子に共通しているのは「耐えようとしている」のではなく、自然に重心が低く安定している状態で動けているという点です。力みが少なく、体に余裕がある。だから接触されても崩れにくい。
練習でどれだけ技術を磨いても、体の土台ができていないと力がうまく伝わりません。「低学年のうちはうまかったのに、高学年になったら差をつけられた」という話を聞くことがあります。その背景にも、体の使い方の土台が育ったかどうかの差が出てくることがあるようです。
才能の差ではなく、体の使い方は変えられる技術の話です。
追い込まなくていい、まず親ができることから
「もっと頑張れ」「なんでできないの」という声かけが、子どものプレーを固くしてしまうことがあります。焦りや緊張は体の力みに直結するので、親が焦ると子どももどっしり動けなくなります。
まず親ができることのひとつは、「体の使い方は変えられる」と知っておくことです。今うまくできていないのは、才能がないのではなく、土台がまだできていないだけかもしれない。そう思えると、声かけの質も少し変わってきます。
「体の使い方」に関心を持って関わることも助けになります。筋トレや特別なトレーニングでなくても、日常の動きの中で「力を抜いて動く」「ふわっと構える」感覚に触れる機会を作ることが、土台づくりの入口になります。
続きはそれぞれの記事で詳しく書いています。
気になるところから読んでみてください
「体の使い方」を変えると何が変わるのか。具体的にどういうことなのか。続きは以下の記事でそれぞれ詳しく書いています。
お子さんの状況に近い入口から読んでみてください。
当たり負けしてしまうことが気になる方へ
試合のたびに吹っ飛ばされる。体格の差だと思っていたけれど、実は力の伝わり方の問題だった、という事例を含めて書いています。
「うちの子、化けるかも?」と思っている方へ
ある時期を境に急に上達する子がいます。才能ではなく体の使い方に答えがあった、という事例を中心に書いています。
小学生の体幹トレーニングが気になる方へ
プランクや腹筋をやらせるべきか。小学生の時期に本当に育てたいのは何か。体幹と体の土台について書いています。
体の使い方が変わって、動きが変わった子の事例が各記事にあります。まずは気になるテーマから読んでみてください。

